ほうじ茶を知る

シングルオリジンのほうじ茶とは

シングルオリジンとは、一般に、原料の由来が一つの地域、農園、畑、品種、収穫単位などに特定されていることを示す言葉です。ただし、お茶の世界全体で一つの厳密な定義に統一されているわけではありません。

そのため商品に「シングルオリジン」と表示する場合は、何が単一なのかを具体的に伝えることが大切です。

たとえば、

  • 一軒の茶農家が育てた原料
  • 一つの地域で収穫された原料
  • 一つの品種からつくられた原料
  • 一つの畑や収穫時期に由来する原料

では、それぞれ意味が異なります。

ほうじ茶でも、由来の明確な原料を単独で焙煎したものなら、シングルオリジンとして紹介する考え方は可能です。ただし、言葉だけを格好よく置くのではなく、「和束町の一軒の茶農家による茶葉」「単一品種の茎を使用」など、背景を添える方が誠実で、飲む人にも価値が伝わります。

ブレンドには、複数の原料を組み合わせて味を整えられる魅力があります。シングルオリジンには、ある土地やつくり手の個性をたどる面白さがあります。どちらが優れているかではなく、何を楽しむためのお茶かが違うのです。

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