茶香炉~わづ香~

2025年春――京都・和束町から、香りで語る新たなおもてなしのかたちが生まれました。
茶香炉 〜わづ香〜は、和束の茶農家・上香園が発案・開発を手がけた、茶葉の芳香と線香の余韻を一台で愉しむことのできる、感性に寄り添うフレグランスツールです。

本香炉の第一の魅力は、雁ヶ音茶葉を加熱することで立ちのぼる、香ばしくもやさしい香気。それはまるで、和束の茶工場で今まさに仕上げられた茶葉の香りが空間に広がるような体験。その場にいながら、風土の記憶を呼び起こす“和束町の香り空間”を、心ゆくまでお楽しみいただけます。

器本体は、正面を持たない自由な造形と、光の加減で趣を変える釉薬の彩りが特長。設えの中に静かな個性を添えながら、茶室や迎賓の空間にしっとりと馴染みます。線香の香立てには、お香発祥の地として知られる淡路島の地形が象られ、その風土とともに息づく香文化への敬意が込められています。

技術のそばに、香りが生まれる。

さらに本作は、和束の茶農家である上香園、江戸期より茶陶としての役割を培ってきた信楽焼の伝統を担う茶陶作家・保庭楽入氏と、兵庫県線香協同組合との協働によって誕生。一品一品に、近畿地方の伝統産業が織りなす物語が宿ります。

茶香炉~わづ香~は、単なる茶香炉にとどまらず日本の香文化と茶文化、そしてその背景にある土地の歴史を語りかける、新たなプレゼンテーションツールでもあります。上質な空間で、人と文化と香りが交差するひとときをご提案いたします。

 

価格:38,000円(税込)・・・30点限定生産
セット内容:茶香炉/香立て/香り用茶葉/抹茶線香/お試し用キャンドル
ご購入方法:桶力茶店へのご来店、またはこちらからお問い合わせください。

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